発見とは何か?視点の違いが重要

yudy_iwk2009-02-10

「発見とは、万人の目に触れる物を見て、誰も考えなかったことを考えることである。」

アルバート・フォン・セントジェルジという生理学者が残した言葉だそうです。
経験・知識・常識があるがゆえに見えなくなっているものって結構あるように思います。
人って実は見てるようで何にも見てないんですよね。自分も思い当たるところがあります。
通勤経路でビルが新しく建っていても、そういえばここには前になにがあったっけなんて思うことがよくありませんか。

そういえばこの本には、そんなようなことが書いてありました。



新幹線の改札から出てくる切符、乗車券と特急券どちらが上?など普段見ているはずなのに気づいていないもの、そういった具体例を通じてモノを見る力=発見力とは何か、それをどう養成していくかを分かりやすく書いています。分析力を高めたいけど日常の活動でどう磨けばいいか悩んでいる人にお勧めです。
発見力のポイントは、事象に対してなぜを持ち、それに対して仮説を立て、検証するというオーソドックスなものでしたが具体的に何をするのかが記述されているところが他のこの手の本との大きな違いでしょう。
見えているようで見えてないものの例として時計、コンビニの看板などの事例を出していましたが、確かにと納得させられ、普段いかに関心をもって物事をみていないかを反省してしまいました。とにかく事例が面白い。この事例を通じて論じている視点を吸収するだけでも非常に有益な情報が多いと思います。
日経新聞を満遍なく読むことで関心を広げるという点は共感したので実行しようと思います。