本紹介:観光・レジャー施設の集客戦略-利用者行動からみた!人を呼ぶ

観光施設の設計をする際のポイントが、非常に分かりやすく整理されています。ただ考え方やフレームワークは分かるのですが、
過去の事例、研究結果をまとめたような内容が多く、いざ新しい施設を設計するときにこのフレームでいろんなアイデアがでてくるかは少し疑問が残りました。
またビジネスとして施設を捉えた場合の収益性をどのように見るかなど、施設設計で一番悩ましい費用対効果についてあまり論じられていなかったのは残念です。
顧客満足度の構成要素を時間×心理量×コミュニケーション量で整理していた点は、非常に納得感がありました。
これは何かに使えそうです。
本の中でいくつか具体的な事例も取り上げられていましたが、面白かった事例は移動式遊園地でした。
海外では結構あるんですね。

観光・レジャー施設の集客戦略-利用者行動からみた!人を呼ぶ“魅力的な空間”づくり (コミュニティ・ブックス)
山口有次 / 日本地域社会研究所