なかなか一歩を踏み出せない新聞業界の真相

毎日新聞幹部が執筆しており、非常にリアリティがある業界事情が分かります。新聞やテレビの業界が形成されてきた政治的背景、新聞業界のタブーとされてきた押し紙の真相、系列を超えた販売網再編などの提案など筆者の示唆・分析に富んだ内容になっています。系列間での印刷工場統合、記事コンテンツの流用などは非常に斬新に感じました。身近な新聞業界と通じて、業界再編やイノベーションの理解を深めることができる一冊です。


河内 孝 / 新潮社(2007/03)
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新聞生き残りに必要なのは自らの矛盾を正すこと
新聞はもう終わりなのか?
いまどき遅すぎる、、、